ナーイ・カノムトム(用語:氷室の天地)
 衛宮士郎らが二年生の頃の文化祭の2年A組の出し物の一つ、最強偉人にラインナップされた。
 古式ムエタイの戦士であり、ミャンマーとの戦いで囚人、奴隷となるもミャンマー拳法家12人を倒してシャムへ帰国したという。タイの民族の英雄である。
 必殺技は『空中二段回し蹴り』。


ナイチンゲール(用語:氷室の天地)
 英雄史大戦のカード。
 武:1、防:10。
 毒・ウイルス状態のユニットにのみ使用可能な回復・士気向上能力を持つ。ただし毒・ウイルス状態を治療するわけではない。


ナイト・オブ・オーナー(対人宝具:Zero)
 →騎士は徒手にて死せず


ナイトオンザブラッドライアー(用語)
 ワラキアの夜のアークドライブ。見た目は黒い竜巻だが、それは圧縮された悪性情報。物理的に影響を与えるほどの情報の渦であり、それを仮想にしろ演算・管理するのがワラキアの夜が二十七祖たる証であろう。
 タタリによって引き起こされる惨劇を比喩した言葉でもある。


ナイル川の夕べ(地名:ネコアルク)
 バーの名前。エジプトからの帰国子女の紫苑ダメ子が経営している。ネコ精霊たちの憩いの場であり、紫苑ダメ子はほとほと迷惑している。


ナインライブズ(宝具:Fate)
 →射殺す百頭。


ナインライブズ(技能:Fate)
 射殺す百頭。
 英霊ヘラクレスが最も信頼する宝具であるナインライブズの能力を模した剣技。
 ただし第五回聖杯戦争ではヘラクレスはバーサーカーなので、使用できない。


長野県代表(用語/組織:氷室の天地)
 陸上競技の大会の長野県代表。野性味あふれるパワーが持ち味で、登山装備やスノーレッツの被り物などのイメージ。


中山皆人(人名:幻視同盟)
 偽志貴による二人目の犠牲者。年齢は30歳程度で独身。背は低く小太りで人のよさそうな顔をしている。1999年末に殺され、死体はバラバラにされていた。柱戸運搬に勤務していた。


ナザール・ボンジュウ(用語/魔術:事件簿)
 青いガラスの中心に目玉のような模様が描かれた、トルコのお守り。トリシャ・フェローズが魔眼蒐集列車に持ち込んだ魔眼に対抗するための礼装の一つ。視られる力によって魔眼を見返す魔眼。
 トリシャの首が切断された時に首と一緒に虚数空間に落ちており、オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィアからロード・エルメロイU世の手に渡り、化野菱理の魔術を籠められて、ヘファイスティオンの魔眼を返す切り札として使用された。使用後は込められた魔力に耐えられなかったのか、崩れ去ってしまった。


奈須書房(地名:Zero)
 第四次聖杯戦争当時新都にあった書店。


謎の魔術師A(人名/魔術師:Zero)
 アリマゴ島を襲撃した魔術師の一人。外見や炎の魔術、誌上コメンタリーの記述からコルネリウス・アルバと思われるが、正式に特定されているわけではない。
 この頃は蒼崎橙子とは一度会ったことがある程度。


ナタリア・カミンスキー(人名/魔術師:Zero)
 衛宮切嗣の師匠にしてパートナーにして母親のような存在。封印指定の執行者。組織には属さずに報奨金のみを目当てにした完全なフリーランスの魔術師殺し。魔術協会に属さず、協会専属の執行者に先んじて獲物を横取りしては高値で転売するあくどい商売をしていた。
 封印指定執行者などという大層な肩書きを名乗ってはいるが、正真正銘の封印指定は非常に稀有であり、そういう大物を執行者が探し当てるチャンスは10年に一度あるかないかである。とりわけナタリアのような外注のフリーランスともなれば日々の糧となるのは協会の規範を逸脱したというだけの外道魔術師ばかりである。
 ナタリアは数代前の先祖にサキュバスを持つ半妖の血筋で、不老や再生能力こそないが人並み外れた運動神経を誇り、吸精による貯蔵魔力のブーストという特殊能力を備えていた。金のためには手段を選ばない金の亡者でありながら宵越しの金を残さない豪快な快楽主義者でもあり、多感な年頃の少年には倫理面においてかなり問題のある保護者だった。でありながらも切嗣少年には度重なるセクハラを仕掛けながらも決して精を食らうことがなかったのは割と本気な恋慕の情があったため。
 衛宮矩賢を狩る(封印指定を受けた矩賢が持つ魔術の特許を奪う)ためアリマゴ島を訪れ、そこで切嗣と出会ってパートナーにする。その後魔術協会と交渉し、回収された衛宮矩賢の魔術刻印のうち二割未満を切嗣に継承させた。
 パリ発ニューヨーク行きのエアバスA300の中でオッド・ボルザークを殺すも、残った死徒蜂によりナタリア以外の全員が食屍鬼になってしまう。彼女は着陸するつもりだったが、被害の拡大を防ぐため切嗣によって撃墜され、死亡。


ナナカマド(用語/魔術:魔法使いの夜)
 薬草の一種。効用は魔除け。普通の人間にはよくない程度だが、魔術師にとっては体内での魔力生成そのものに抵抗されるため手の打ちようがなく、眠れないほどの苦痛に苛まれる。これを服用した魔術師は毒が消化されるまで役立たずと言っていい。
 蒼崎橙子が致命傷を負った久遠寺有珠にこの毒を口移しで飲ませた。


ななこ(人名/精霊)
 第七聖典の守護精霊(通称セブン)が仮のマスターになった乾有彦につけられた名前。有彦に襲われかけた。
 3月20日生まれ。6月20日に第七聖典に祀られる。身長145p。体重38s。B67 W53 H74。
 第七聖典に祀られている守護精霊。第七聖典を造る際、一角馬の霊に人身御供の少女の霊を掛け合わせたもの。元が一角馬の角である第七聖典に祀られており、霊的に弱い人間霊が一角馬の霊に取り込まれているので、半人半馬の姿をしている。形を得るのに数百年、実体化するのに数百年かかったらしい。第七聖典に祀られて千年が経過している。マスターは代々女性。臆病者で能天気。空を飛ぶことも可能。
 もともとはあまり喋らず存在感も薄かったが、シエルに改造されて現在の性格になった。額の4つの点はシエルにハンダゴテでつけられた。
 健気なのか辛辣なのか分からない不思議な性格をした少女で、シエルにはストレス解消から裁縫までこき使われていて、『悪魔のようなマスター』と称している。シエルの横暴な扱いに嘆きながらナチュラルに反撃しては怒られる。いじめてオーラを放っているのだが、実はまったくいじめなんて堪えていない。
 第七聖典の所持者の守護精霊ではないのにシエルに従っているのは、シエルが彼女をカタチにできた初めてのマスターだから。シエルの第七聖典に対する乱暴な扱いに文句を言いつつ、今日も今日とてシエルにべったり。
 恋愛を知る前に寄り代として捧げられたため、恋愛感情に薄い。素直なため優しくされれば嬉しいらしく、好きな相手には、えへへー、と笑顔ですり寄っていく。
 アークドライブは『聖十字埋葬曲(アンチ・リーインカネーション)』。


名無しの森(用語/魔術:魔法使いの夜)
 久遠寺有珠のプロイキッシャーの一つ。
 単体では意味がなく、午睡の鏡とセットで使用する。
 本体はチェスのコマで、材料はトリネコの芽。効果は人除けのまじないで、午睡の夢の表面を三咲の地図にしてその上に置くことでその地点が名無しの森、つまり人除けの結界になる。自然物や天然素材には効果がない。


七つ夜(武装)
 通称七つ夜。遠野志貴のメインアーム。
 遠野槙久が処分せずに持っていた七夜家の宝刀。宝刀といっても値打ちはなく、単に頑丈なだけである。わりと昔のものであるが、刃渡り5寸ほどの無骨な飛び出しナイフ。刀身は日本刀と同じ鎬造で樋は掻かれていない。鉄製の柄には『七夜』と刻んであり、それを翡翠が七つ夜と読んだ。
 琥珀が槙久から志貴への形見として持ってくるが、実は勝手に槙久の部屋から持ち出した。ただし琥珀も箱の中身は見ていなかった。


七夜(人名:月姫)
 志貴が記憶を失った琥珀につけた名前。七夜の一族からとっている。
 滅ぼされた七夜の里について調べるために長野県にある遠野家の分家で働いていた。


七夜(家名/退魔)
 浅神・巫浄・両儀と並ぶ退魔の一族。遠野志貴の本当の一族。混血の天敵。淨眼を遺伝的に継承する。当主は『御館様』と呼ばれる。大昔は七夜と両儀の仲は良かった。
 近親交配を繰り返し、本来一代限りの変異遺伝である超能力を色濃く継承する。くわえて暗殺術を磨き上げ、本来なら使い捨てとされる超能力者を生還させることを可能にした。その結果、人として外れた力を持ち、人間として身体性能を限界まで鍛え上げる一族が誕生した。その時点で彼らは超能力者の一族ではなく、ヒトの持つ退魔意思を特出継承する一族となった。時代が下るにつれて混血退治は必要性を失っていき、退魔四家はあるいは没落、あるいは別の道に進んだのだが、七夜は暗殺以外に取柄がなかったため最後まで混血退治を続けていた。
 七夜の身体技能は屋内向きで、壁や天井を走り静止状態から一瞬で最高速度に達する、さながら蜘蛛の動作を獣の速度で行うような動きである。また、戦闘訓練は極めて幼い頃から行われる。6歳で遠野家に引き取られた志貴が優れた戦闘能力を発揮するのも、本人は覚えていないがこの訓練の賜物である。なお七夜の体術は四脚獣ならば継承が可能。
 しかし、どんなに優れていようとも人間が魔や混血にかなうわけがなく生粋の魔とは相性が悪いので、退魔組織では混血に対する暗殺を担っている。
 この一族は肉体が最も優れている時期に活動するために早くから子を儲け、訓練を施す。
 先代から刀崎との付き合いがある。
 黄理の代に一族ごと退魔を抜けたが、志貴が六歳のときに七夜の存在を危険視した遠野槙久の私兵団と彼が連れてきた軋間紅摩に滅ぼされた。
 七夜の里はおそらく長野の山奥に在ったようだ。


七夜黄理(人名/退魔:歌月十夜)
 ななや きり。遠野志貴の父親にして七夜家最後の当主。黄理の兄は殺人を愉しみ、妹は魔に過剰反応して怯えるという理由で一つの事に打ち込む性質の黄理が当主になった。
 武器は鉄製の撥のような鉄棍。殴打器でありながら人体を刃物で切り裂いたように解体する。気配を消す術に長け、隠行に優れた式神なみの隠密行動が可能。空間を立体的に使うさまは、さながら巣を張った蜘蛛とまで言われた。
 黄理の淨眼は『人の思念の流れ』を靄のように視るという弱いもの。しかしいかな達人でも気配は消せても思念は消せないので暗殺者の黄理にふさわしいものだった。
 鬼神といわれた殺人鬼だが殺人行為に酔うことなく、幼い頃から『いかに巧く人体を停止させるか』という殺戮技巧をひたすらに磨き続けた。一生殺し屋として生きていくと確信していたが、跡継ぎ問題のためだけにもうけた初めての子である志貴の誕生で憑き物が落ち、一族ごと退魔組織を抜けた。
 退魔を抜けたとはいえすさまじい戦闘能力には変わりないので、それを恐れた遠野槙久が裏切って六年後に七夜を襲撃した。黄理はそのときに槙久が連れて来た軋間紅摩に殺された。ちなみに、紅摩が幼い頃にその右目をつぶしたのは黄理である。


七夜志貴(人名:月姫)
 遠野志貴のもとの名。9歳まではこの名前だったが、遠野四季に殺され、その後遠野槙久の暗示がかけられたので、現在は潜在的な人格となっている。
 和服を着た少年の姿をしている。一族を皆殺しにされたからか達観した様子だが、本質的には優しい。


七夜志貴(人名:歌月十夜)
 遠野志貴の『自分が殺人鬼になるかもしれない恐怖』の具現。殺人鬼。志貴がレンによって直死の魔眼を忘れさせられているので、志貴と同じ姿・能力を有するが直死の魔眼は使えない。
 殺人鬼として想像されたものの殺す対象は志貴のみに限定されており、志貴を殺して志貴に成り代わり、現実で殺人をしようとする。戦闘では七夜の戦闘術を駆使して志貴を上回るが、『死の具現』たる軋間紅摩に殺される。


七夜志貴(人名:MELTY BLOOD)
 タタリが『殺人鬼になるかもしれない恐怖の具現』たる七夜志貴を祟った姿。遠野志貴が習得するはずだった七夜の体技を用い、直死の魔眼を有する(青本PPによれば直死を有さないが、タタリの発言から有している可能性が高い)。
 タタリは七夜志貴という『殺人に特化した体』を手に入れたことを喜び、吸血ではなく殺人を楽しもうとするが、遠野志貴に倒される。タタリはこの事を『自分(七夜を祟ったタタリ)という殺人の罰を殺人という罪で殺した』と言った。


七夜志貴(人名)
 白レンが遠野志貴の使われていない行動原理を素に作り出した殺人鬼。厳密にはタタリによって生み出されたものを白レンが繋ぎ止めているだけのものであり、三咲町から離れることはできない。直死の魔眼を持つ。一応白レンのマスターという位置づけだが、ともに利用しあっているだけというか、相思相愛というか、微妙な関係である。もっとも白レンの方は七夜が大好きで、七夜の方は白レンのマスターとして契約していないと消えてしまうが。
 出会った者を誰彼かまわず殺害、解体しようとする。呼ぶ者を殺すだけのモノなので、呼び出した白レンまでをも殺害した。
 Actress Againでは軋間紅摩を殺すため白レンの制止を振り切ってまで戦いに赴き、軋間と相討ちになった。
 白レンに女子供は相手にするなと言いつけられているせいか、有間都古には妙にやさしい。


七夜志貴(人名:Act Cadenza)
 殺人貴(月姫の後で遠野志貴の二つ名となる殺人貴ではない)。七夜の生き残りだが、彼がどのようにして生き延びたかは定かではない。遠野志貴とは違い、人体を限界まで酷使する七夜の体術をはばかることなく使用する。
 勝利時に「しかし下手だね、どうも」と発言するが、それは相手ではなく自分に対して言っている。暗殺は一秒で行うものであり、それを手間暇かけてあまつさえ戦闘になってしまった自分の不手際を嗤っているのだ。


七夜志貴(人名:AATM)
 遠野志貴の深層意識にある恐れや、七夜の頃の記憶の残滓。白レンの使い魔のようなもの。白レンの力がないとカタチをとれないが、遠野志貴が意識を失っているときに乗り移ることができる。遠野秋葉とは天敵同士。
 台詞がいちいちエロい。アルクェイド・ブリュンスタッドには近寄りたくない。彼にとっては『殺したい』というのが唯一真っ当な愛情表現。なので殺せない相手のことは考えないようにしている。だが、遠野志貴になる前に外に連れ出した翡翠だけは殺す気が起きない。
 ものすごく丁寧な接客はできるが料理はできない。彼曰く、男で料理ができるのはペンギンが空を飛ぶようなもの。
 AATMではネガポジウム光線を照射されて遠野志貴から反転し、アーネンエルベのウェイターとして働いたが、あまりに不味い料理にキレた両儀式によって殺害された。その後翡翠に発見され、再びウェイターとして働く。だが最恐の存在(遠野秋葉)が最凶の存在(琥珀)を引き連れて来店することを察知して店の奥に退避。しかしアルクェイド、セイバー、式による悪口に激昂して再登場し、秋葉にしばかれて遠野志貴に戻った。
 なお白レンの力でカタチを得た場合にはこの限りではないが、AATMでは遠野志貴の肉体に現れているため肉体に染み付いた本能的な恐怖(つまり秋葉への絶対的恐怖)に逆らうことはできない。


七夜の短刀(武装)
 通称七つ夜。遠野志貴のメインアーム。
 遠野槙久が処分せずに持っていた七夜家の宝刀。宝刀といっても値打ちはなく、単に頑丈なだけである。わりと昔のものであるが、刃渡り5寸ほどの無骨な飛び出しナイフ。刀身は日本刀と同じ鎬造で樋は掻かれていない。鉄製の柄には『七夜』と刻んであり、それを翡翠が七つ夜と読んだ。
 琥珀が槙久から志貴への形見として持ってくるが、実は勝手に槙久の部屋から持ち出した。ただし琥珀も箱の中身は見ていなかった。


七夜の森(地名)
 七夜の本拠地。おそらく長野県の山奥にあったらしく、その森は罠で埋め尽くされている。


ナハトじじい(人名:花札)
 アインツベルンの当主らしい。


(魔術)
 →ツェーレ


成田長親(用語:氷室の天地)
 英雄史大戦のカード。
 固有能力は踊り続けることで自軍の城防御力を大幅に増加する『田楽おどり』。
 天文14年(1545年)〜慶長17年12月4日(1613年1月24日)。
 戦国時代から江戸時代前期にかけての武将である。成田泰季の嫡男。小田原の役において、北条方で最も長く持ちこたえた忍城の守将。妻は遠山藤九郎の娘。
 不器用で農作業もできないでくのぼうと言われていた。
 天正18年(1590年)に豊臣秀吉と北条氏の戦いが始まると、城主である成田氏長は北条氏に付いて小田原籠城に参加。成田氏の本拠である忍城の城代は氏長の叔父の泰季であったが、開戦直前に泰季が死亡したためその子である長親が城代となった。
 天正18年6月4日、館林城を落とした石田三成、大谷吉継、浅野長政らの諸将は二万三千もの大軍を率いて忍城に向かい、翌5日から総攻撃をかける。
 城方では城主夫人が城下や近在の村から兵を募り、百姓、町人、僧侶までおよそ2600人が篭城した。それでも300余の兵と合わせても3000人ほどである。古来、城攻めは城方の三倍の兵力で当たればほぼ必ず落とせると言われていた。
 しかし豊臣方の城攻めはうまくいかない。忍城は平城で、周囲は深田や沼に囲まれている。そのため寄せ手の兵はそこに足をとられている間に場内から鉄砲で撃たれて苦戦を強いられた。
 力押しで落とすことは難しいと判断した三成は丸墓山古墳に登って地形を検分し、水攻めが有効と判断して城の周囲に土手を築き、荒川と利根川の水を引き込んで城を水没させる作戦に切り替えた。
 三成は全長28kmに及ぶ長大な堤を築いて6月16日に水攻めを開始するも、18日に豪雨に見舞われ、堤が決壊して逆に三成らの兵に270人余の犠牲者を出してしまう。この堤の決壊は近在の農民を徴用して工事に当たらせたため手抜き工事が為されたためといわれている。
 また秀吉の歓心を得ようとした三成が秀吉の城攻めを真似て不慣れな水攻めを選んだといわれることもあったが、近年ではむしろ秀吉からの指示により水攻めを選んだものとされている。
 7月に入っても忍城は落ちなかった。しかし他の北条方の支城はすべて落ち、小田原城の北条氏直も7月5日に秀吉の軍門に下って開城していたにもかかわらず、豊臣の大軍は忍城一つだけを落とすことができなかったのだ。
 最終的には秀吉が成田氏長を説得し、氏長が篭城中の妻に使者を送って説得することでようやく開城となった。
 開城の日付については普通7月11日とされるが異説もあり、江戸時代の軍記物『関八州古戦録』には秀吉から攻城中の三成に手紙が来て、『成田氏長が降参してきたので、城中の氏長の妻にそう伝えよ』との指示があり、三成は龍淵寺の僧を使いとして城内に送ったという。そして主君の氏長が秀吉に降ったことを知って戦意喪失した城兵が6月27日に城攻めをしていた浅野幸長に降伏を申し出て城が明け渡されたとされている。『小田原編年録』もこの説を採っているため、あるいは小田原開城前に忍城も開城していたのかもしれない(もっとも軍記物は現代で言う歴史小説であり、史料価値は一般的に低い)。
 忍城篭城戦の後は成田氏の当主氏長と共に会津の蒲生氏郷の下へ一時身を寄せ、下野国烏山へと移り住むが氏長と不和になり出奔。出家して自永斎を名乗る。
 晩年は尾張国に住む。慶長17年12月4日(1613年1月24日)、64歳で死去。


ナルバレック(家名)
 代々埋葬機関を束ねる者を輩出する家。


ナルバレック(人名)
 800年前にミハイル・ロア・バルダムヨォンとともに埋葬機関の前身である埋葬教室を創始した人物。教会の司祭であるにもかかわらず、ロアが死徒になると言っても止めなかったばかりか、子孫にはロアに手を出すなと伝えようとしていた。


ナルバレック(人名)
 今代のナルバレック。埋葬機関の一位。殺人狂の女性で、半ば幽閉されるカタチで埋葬機関の執務室に閉じこもっている。埋葬機関の全員が殺そうと思っているくらい嫌われている。
 異常者揃いの埋葬機関を束ねる実力者で、その悪評は魔術協会にも響き渡っている。まだ充分に若いとされる年齢だが、既に三体の二十七祖を捕らえた怪物。須方スナオを拾って代行者見習いとした。



  


ニアダーク(武装)
 魔剣ニアダーク。黒騎士シュトラウトが持つ魔剣。


ニコラ・テスラ(用語:氷室の天地)
 英雄史大戦のカード。
 固有能力は全体攻撃能力『電磁の王』。


ニコラ・ブルバキ(用語:氷室の天地)
 衛宮士郎らが二年生の頃の文化祭の2年A組の出し物の一つ、最強偉人にラインナップされた。
 フランスの若手数学者集団の筆名であり、架空の数学者。1886年生まれのモルダヴィア出身とされる。ビジュアルは新・女神転生シリーズに登場するコロンゾンやレギオンに似ている。
 必殺技は『姿なき存在』。


偽志貴(人名:幻視同盟)
 本名不明。22歳。
 過去視。過去視は自分の意思で使える。幻視同盟の1ヶ月前に遠野志貴の過去を過去視によって追体験して志貴を殺人鬼と誤解し、その過去から殺人技術を学ぶ。瀬尾晶が視た最初の犠牲者は晶と出会う1時間ほど前に殺害し、2人目と3人目は晶から情報を引き出して殺し、晶が視ただけでも計3人を殺害した。凶器はスミスアンドウェッソンのナイフ。殺人の理由を性衝動や変化のためと言い切った。
 晶との会話では志貴を装い、志貴の知識で語っていた。
 本物の遠野志貴はこの連続殺人犯かと疑われ、シエルに監視されていた。
 志貴とシエルに探され、晶を殺そうとするが志貴に当て身一発で倒される。事後処理はシエルがした。


ニセ志貴クン人形(用語:MELTY BLOOD)
 遠野志貴が有間都古に誕生日プレゼントとして伊達眼鏡を贈ったときに逆にもらった八門開打によって死に至る傷を負った大きなテディベアを改造したもの。これによってダンボールを被った潜入員ばりにカモフラージュされる、とは志貴の言。


偽乳疑惑の猫又妹(用語)
 ネコ二十七キャットの第三位。


にぼしステーキドライ風味(用語:AATM)
 ネコアルクらに乗っ取られたアーネンエルベのメニューの一つ。


ニボシニウム(用語:MELTY BLOOD)
 夢の低コスト人造魔力。ネコカオスの発言にある。


にぼしフレーク北海道ミルクづくし(用語:AATM)
 ネコアルクらに乗っ取られたアーネンエルベのメニューの一つ。調理したのは荒耶宗蓮。すごくまずい。


にゃるほど君(人名?:AATM)
 某人気ゲームの敏腕弁護士のことと思われる。


にゃんこ雑炊(用語:AATM)
 ネコアルクらに乗っ取られたアーネンエルベのメニューの一つ。


ニュー・マシンガンズ(組織:氷室の天地)
 遠坂凛と蒔寺楓が二年生のときの文化祭のミス穂群原コンテストにおける凛の二冠達成を目標に結成したタッグ。
 凛は一生に一度着れるかどうかという高級和服を選り取り見取りできるというメリットを、蒔寺は美人である凛が高級和服を着るというインパクトをコンテスト会場にいる人たちに与えることで将来的な新規顧客開拓につなげるというメリットを含んでいる。


人形(用語:魔法使いの夜)
 やしろぎブレッド&キッツィーランドのキッツィーミステリーツアー城で蒼崎青子を襲撃した人形。容貌は青子そっくりに作られている。
 視覚はなく、エコーロケーションで周囲の情報を得ている。
 両腕には多数の関節があり、10mほども伸びる。この関節は縮めた時には見えなくなり、腕の長さも人間のそれと同じくらいになる。
 右腕の攻撃力はさほど高くないが、魔術回路を混線させる術式妨害が施されており、右腕の打撃を受けると魔術の起動ができなくなる。もっとも術式妨害が通じる相手は駆け出しの半人前魔術師に限られるのだが。加えて水晶製の両目からはガンド撃ちも可能。
 ラテン語の歌に呪詛の韻を含んだものを自身に対して歌う。この自動詠唱は呪詛の被害者が呪い返す、つまり自分を呪い、呪われた自分が呪った自分を呪い返すことで一定の魔力を維持し続ける永久機関である。自動詠唱はエコーロケーションのための音源でもある。また呪詛を周囲に撒き散らすことで接近した者に病をもたらす防衛機構にもなっている。
 通常は二本足に二本腕の人型だが、六足歩行の形態に変形することができる。この形態では二足時よりも機動性が向上する。
 青子を追い詰めるが、真正面から戦って敗北。それからキッツィーミステリーツアー城の崩壊に巻き込まれるが完全に破壊されてはおらず、月の油本体に魔弾を撃つ青子の背後から忍び寄っていた。しかしそれに気付いた草十郎が青子を助けたため、月の油の最後の反撃に巻き込まれて破壊された。
 これは日本円に換算すれば9桁に届きかねない超一級品とされるが、その鑑定には『実戦に耐えうる人形は古い物である』という常識が含まれていると思われ、実際には現代において新造された物のためもっと安価であると思われる。


人形(用語:魔法使いの夜)
 三咲市の地下鉄駅で蒼崎青子と久遠寺有珠を襲撃した30体の人形。
 17世紀以降に作られた新しいもので、内部術式が三咲町の結界に酷似している。そのため、青子は人形を繰り出し三咲町を襲っている敵が蒼崎橙子であると断定した。
 魔力を弾いただけのスナップは通用しなかったが、有珠の薔薇の猟犬で一網打尽にされた。


人形(用語:魔法使いの夜)
 三咲中央公園で蒼崎青子を襲撃した人形。
 腕を数メートルほど伸ばすことができる。しかし後にやしろぎブレッド&キッツィーランドで青子を襲ったものとは違い、関節は通常の肘関節が一つだけ。
 蒼崎青子が起動した三咲中央公園に刻まれた魔術で焼かれて破壊された。


人形(用語:事件簿)
 双貌塔イゼルマの泉付近でライネス・エルメロイ・アーチボルト及びグレイと交戦した自動人形。
 両手は長く、指ではなく刃が備わり、脚は逆間接状に曲がる。さらに四肢を分裂させ、顔を展開させて目を増やす事も可能。また至近距離では口から槍を出す事も出来る。
 これは蒼崎橙子がバイロン・バリュエレータ・イゼルマに預けていたもので、ライネスらの足止めや橙子の魔物との戦いではエステラ・バリュエレータ・イゼルマが操作していた。


人間失格(用語:月姫)
 教えて!知得留先生に登場する黒い豹。
 殺るジャンキー。



  


ヌァザレ(家名:Zero)
 Nuada-Re。
 ソフィアリ家とも。魔術協会において隠然たる勢力を誇る名門で、時計塔の降霊科学部長を歴任する。ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリの誕生当時は嫡子の暗殺の可能性があるほどの権力闘争下にあった。


ヌードオリンピック(用語:氷室の天地)
 衛宮士郎らが二年生の年の穂群原学園の体育祭での特別三枠の募集に対し、生徒会に提案された競技。書類審査で落とされたが、生徒会内部の内通者によって本選考に紛れ込まされた。
 オーストラリアのアデレードで毎年一月に行われる競技会。参加者は全員全裸で、袋とび競走やベストお尻コンテスト、綱引き、ドーナツ喰い競争といった競技が行われる。なお、全裸とはいえ帽子の着用や日焼け止めクリームの使用は認められる。



  


姉さんズ(用語:氷室の天地)
 おそらくホットドッグを中心としたファストフード店と思われる。
 衛宮士郎らが二年生の年の穂群原学園の体育祭での特別三枠で採用されたパン食い競争(ホットドッグ早食い大会)に協賛しており、体育祭での優勝者にホットドッグ一年分が贈呈された。


ネガポジウム光線(用語:AATM)
 ネコアルクの技。お手軽2Pキャラ作成光線。ネガはポジへ、メガネは殺人鬼へ、鮪は煮干へ。
 全然痛くないからー!と言ってはいるが、実際は食らうと超痛い。


ネコアルク(用語・???)
 体長60cm。重量8kg。スリーサイズはドラム缶の上、真ん中、下の周と同じ(ただしJIS規格では5種類あり、海外では自社で製造する企業もあるため規格は多岐に亘る)。
 人語を解す謎の生物。UMAかもしれない。まれに個人的暇潰しとして俗世を混乱させるために現れる。性別は雌…っぽい。種族はネコ精霊で、クラスはグレートキャット。あるいは種族がネコ精霊類グレートキャット科。ネロ・カオスによればNECO科NECO目NECO類種に属するらしい。ネコ精霊の中ではそれなりに認められている。動力源はネコ缶で必殺技は真祖ビーム。
 主武装は研ぎ澄まされた爪、そしてビーム、あえてジェット。無限に仲間を呼び、目からビームを出し、ジェットで空を飛ぶ。戦闘力は出力30%のアルクェイド・ブリュンスタッドのおよそ半分。虚言癖あり。金持ちには全面降伏。イリヤスフィール症候群で感染したウェアキャットとはまったく別の生き物。声はそれなりに萌える。
 メカ翡翠の全てのスキャンを無効化し、質量が増大するなど様々な意味で論外。謎の推進剤によるジェット飛行、謎のエネルギーによる目から怪光線、無限増殖する細胞と、まさに未知の超生物といえる。高度な知能を持っており、日夜世界を面白おかしくするために暗躍する。
 ネコアルクにとって人類とは所詮ネコ缶を作るだけの生き物であり、末永くお付き合いしたいと思っている。なお猫缶一つで簡単に捕獲できるが、食べ終わると即逃げる。琥珀はなかなかの英傑と認識しており、世の中を混乱させる競争相手として末永くからかっていきたいと思っている。さらにはアンチネコ思想さえなければ琥珀を嫁にしたいと思っている。遠野邸の書庫にネコカンやゲンナマをちょろまかすために秘密の通路(ヘブンズドアー)を作った。
 カニの食べ方を知らず、まずいとか堅いとか言いつつ、白レンに殻ごと食べていると突っ込まれても口の中が血まみれになってもひたすら殻ごと食べていた。魚を焼くために戦闘機の排気ノズルをコンロにして大火災を起こしたこともある。
 ネコアルクにとって携帯電話とは目覚まし機能付時計。
 有間都古を将来楽しみなライバルとして認識している。
 彼女(?)はタイガとともに勝てる相手も負ける相手もいないという不思議キャラで、両者を戦わせるといわゆる千日手になる。なお、ちょっと猫アルク有利らしい。月姫、Fate、空の境界、DDDの不思議系の中でマジカルルビーに次いで強い。相当なダメージを負っても寝返りを打てば元通り。
 本当は月まで行ってから目標に向けて落下する超技があるが、ネコアルク自身も耐えられないことが問題。多段ロケットのように宇宙空間を飛ぶことができるが、止まり方はネコアルク自身も知らない。月を動かせるが、月落としという意味ではなく月齢を変化させるもの。この技は『怪猫・天を揺るがす(ムーンライト・ランダマイザー)』という。
 なおMELTY BLOODの冒頭でネコアルクが受信するSOSシグナルはラストでネコアルク自身が発信したものである。要するにループしている。またActress Againでは冥王星からSOSをキャッチするが、惑星から準惑星に降格されたこともあり無視する。
 西暦2201年、アジアにて少年たちにより発掘される。その場所は地球を救った神様が落下した場所だというが、神そのものが落下したためにいなくなったとか、実は邪神だったとかいう伝承がある。
 グレートキャッツビレッジにたびたび訪れるようになったリーズバイフェ・ストリンドヴァリを何とか排除すべく集団で襲撃することもあるが、一撃で撃破されるうえ歓迎していると思われるほど力の差がある。
 メルティブラッドアクトレスアゲインカレントコードではリーズバイフェを騙して琥珀やシエルといったネコアルクにとって都合の悪い人物を倒させ、最終的に裏切ってリーズバイフェをも亡き者にしようとした。しかし『怪猫・天を揺るがす』でリーズバイフェを弱体化させるつもりが強化してしまい、宇宙に打ち上げられてしまった。
 タイガー&ブルマーではタイガとロリブルマの道案内として猫缶ふたつで雇われた。後に遠野邸の当主専用倉庫に封印されたメカアキハに猫缶を突っ込んで再起動させた。
 月姫本編では『教えて!知得留先生!』に現れる生物(ナマモノ)。必殺技は野球と水泳、泥警、盗んだバイクで走り出すこと。一人称は『あちし』。グレートキャッツガーデンに住み、猫王国では一番の小物らしい。そもそも猫王国は登場のたびに規模が小さくなっている。だんだんと待遇がよくなり、現在ではTYPE‐MOONのマスコット的存在になっている。
 アルクェイド・ブリュンスタッドとの関係は誰にも分からない。本人曰く『知得留以外には仏のような存在。むしろ愛』。また弓塚さつきの暗黒面が具現化した存在、即ち弓塚さつきの本体とも言っている。
 まほうつかいの箱ではケータイさんという新たなマスコットキャラクターが登場したが、ケータイさんに色物アイドルの座を明け渡す気はない。
 『狙われたアーネンエルベ』では、高級ネコ缶一年分という報酬でカレン・オルテンシアに協力する。手先が器用なので、アーネンエノレベの厨房を任されていたが、メニューが魚一色になるのが難点。
 ランサーの捕縛後、メニューに虫を混入して騒ぎを起こし、評判を落とすためアーネンエルベに入店する。しかし注文したサンドイッチが桂木千鍵謹製だったため一口食べただけで盛大に腹を壊す。その時にケータイさんに助けを求めるが、ケータイさんは自分の地位向上のためネコアルクを見殺しにする。その恨みを晴らすため、騒動の後になって復活してからケータイさんを店の裏に連れ去った。
 ネコアルクアイは両目ともに視力2.0で、必殺の真祖ビームを放つが、発射直後はまぶしさで視力を失う。
 ネコアルクイヤーは地獄耳。成長に合わせて小さくなり、完全に取れたときに立派な真祖になる…という説もある。
 ネコアルク口からは敵を焼き尽くす地獄の業火・ゲヘナフレイムと毒舌を吐き出す。自称グルメ。
 ネコアルク胃は奈須きのこに匹敵するほど強力な胃酸に満ちている。ただし胃の強度は奈須きのこの100倍頑丈。
 ネコアルク肉球は普段は隠されていて見えないが、猫の名に違わずぷにぷにしており、癒し効果がある。肉球ハンドはキック力。
 ネコアルク脚はロケット噴射口に変形し、自在に飛行することが可能。
 ネコアルク尻尾はパンチ力。握られると怒る。


ネコアルク・カオス(???)
 →ネコカオス。


ネコアルク-THE MOVIE-(???)
 PCゲームブランド『TYPE-MOON』がFate/hollow ataraxiaの製作で忙しい中でっちあげたウソ映画。なんと2時間もの。2005年の夏コミと通販でパンフレットと全国共通特別鑑賞券が販売された。
 上映劇場は全国39館で、鑑賞券の価格は税込み$($の上に点を三つのせたマーク。読み方不明。グッズの価格などにも用いられている)1300。
 テーマは『垂れ流し』で、五分単位で違う映画になってゆくような節操のなさ。古今東西の名画をそのままパロディにしてある。
 冒頭はベルリン天使の詩のような重厚なイメージ。ブロードウェイ編、砂漠の非情編、マトリックスのパロディの猫解放編、グラディエーター編ときて「まあ、ただの夢にゃのだが」と次のシーンへ。ネコアルクたちの一斉蜂起(第三次ネコミミ革命)。すべては缶詰工場の工場長の陰謀だった。妖猫極意ネコジャラシで(何もかも)なかったコトにする猫アルク。
 劇中には既存作品と共通する世界設定のリンクを盛り込むというお約束もしっかり用意されている。
 なおユナイテッド・わんなどというキャラは一コマたりとも登場しない。
 ラストでは人類が主人公を除いて全滅するらしい。
 出演者の一番上に猫アルクがきているが、主人公は湯内犬一。さらに下へいくと武内崇さんが友情出演、奈須きのこさんが新人としてそれぞれ出演している。
 キャラクターデザイン・作画監督は小梅けいとさん。パンフレットには磨伸映一郎氏によるコラムと1ページ漫画、奈須きのこさんが一晩ででっち上げたとされる用語辞典が掲載されている。


ネコアルク・シュバルツ(???)
 ダミアンアーミーの一人。ネコアルク・ノワールを倒し、ぴくさーあたりにフルCG化してもらうネコ。


ネコアルク・ネロ(???)
 ダミアンアーミーの一人。ネコアルク・シュバルツを倒すネコ。


ネコアルク・ノワール(???)
 ダミアンアーミーの一人。ネコアルク・ブラックを倒し、猫缶を独り占めするマカデミー賞最有力候補のネコ。


ネコアルク・ブラック(???)
 ダミアンアーミーの一人。ネコカオスを倒し、カオスの頂点に立つ全米No1のネコ。


ネコカオス(???)
 ネコアルク・カオスとも。
 ネコアルクを上回る怪しげな存在。ただのパチモンで、ネコアルクからは『あちしのパチネコ』と呼ばれている。外見はネコアルクとネロ・カオスを掛け合わせたような感じで、一人称は『我輩』。種族はネコ精霊。クラスはグレートカオスキャット。ネコ二十七キャットの一角、ひきこもる猫のネコカオス。武装は研ぎ澄まされた爪、ひかるビーム、あえてジェット。
 HD DVDを購入している。幸福の壺はすでに300坪ほど持っている。アルバイトでコスモパトロールをしている。
 地球を一秒で七周半してから相手に突撃する超技があるが、三周あたりでネコカオスの体が溶け始めることが問題。
 MELTY BLOODの冒頭でネコカオスが受信するSOSシグナルはラストでネコカオス自身が発信したものである。要するにループしている。ちなみに同時にサンダー野鳥三号による救助も要請しているが、四号しか残っていなかった。PC版では四号でいいから助けてほしいと言ったが、その時は既に四号すら出払っていた。
 荒耶宗蓮、言峰綺礼とはペンフレンド。遠野志貴にはネロ・カオスに誤認される。


ネコカオス・ブラックG666(用語:MELTY BLOOD)
 琥珀がネコカオスの戦いをじっくり観察して作り上げた、無敵の対バケネコ殲滅兵器。外見は巨大なメカネコカオス。地球を666回滅ぼせる爆弾が積んでありそうだが、破壊時の爆発の被害は全くのゼロで、エビが跳ねる程度のショックが地球を覆ったにすぎない。
 666回倒さなければならないという設定だったが、2ラウンド取るだけでいい。
 ネコカオスと相打ちになったかと思われたが、自爆モードが発動した瞬間にネコアルク・カオスのようなジェントリを死なせるわけには行かないと言い自らバイカル湖に沈んでいった。


ネコクロ(用語:魔法使いの夜)
 詳細不明。
 運送業者か。


ネコ三、イヌ七匹と言ったところだな(用語:ネコアルク)
 ネコアルク-THE MOVIE-において、超高々度爆撃機・暗殺大陸を前にしたネコアルクの台詞。『シューティングゲームで言うなら三面ボスぐらいの難易度』という意味合いらしい。
 劇場版公開後、あらゆるファンからあまりにも意味不明と叩かれたシーン。あまり勢いだけでアドリブをかますのはよくないという見本。だがネコアルクの台詞のすべてがアドリブであることは皆さんご承知の通りである。


ネコ鈴(礼装:魔法使いの夜)
 →ディドルディドル
 久遠寺有珠が持つ四つの神秘の一つ。第二の神秘。有珠が愛用する片目を閉じた猫の形をした青い鈴で、夜を助長するライムライト。これ自体が神秘的な力を秘めた魔術礼装。ある歌をモチーフに作られた。


ネコ精霊(用語)
 猫の精霊ではなく、『ネコ精霊』という第五架空要素でカタチを成す生き物で、猫は関係ない。要するに悪魔。一匹の強さはチワワと同レベル。


猫津貝鬼代(人名:ネコアルク)
 ねこつかい きよ。
 古来より猫神を崇める猫津貝家の巫女。ネコアルクと交信ができる。無類の猫好きで、「猫は愛でるのも食べるのも大好き」と豪語する。試食(主食の誤字だろうか)は猫肉、趣味は日本舞踊、好きな模様はちゃとら。グレートキャッツビレッジではサンダーイナズマより恐れられている。
 人類の危機に傍観を決め込むネコアルクに対し、あらゆる拷問をもって説得を試みるのだが―――。スペースキャット・れぎおんとの地球の覇権をかけた戦いのおり、ジャンボネコアルクに力を与えたという。


ネコ二十七キャット(組織:AATM)
 死徒二十七祖とは別に太古から活動している謎のクリーチャーアライアンス。グレートキャッツビレッジのネコ精霊たちの頂点に立つネコたち。
 AATMの時点で空席は24あったが、わるい由紀香、きれいな蒔寺、ヘンな氷室が加入した。
 構成は下記の通りで、欠番は募集中。

1/はじまりのネコアルク
2/cosmo murder
3/偽乳疑惑の猫又妹
6/きれいな蒔寺
7/ヘンな氷室
8/わるい由紀香
10/虎竜(こたつ)で眠るSSF
12/最強のカリヤーン
13/エクスペリエンス・コハッキー
14/貞淑なステンノー
15/爛漫なエウリュアレ
16/エイイチロー版サジョーアーヤカ
18/主体不明系魔法少女プリンセスフォーチュン
19/鉄拳ヴァイオレスト・リーズちゃん
20/白レン
21/ぶちレン
22/三毛レン
23/縞レン
24/パンダ師匠
25/NG秋葉
26/製パン合体巨神キッツィーちゃん
27/華麗なるコマドリー
ex/働かざるネコカオス


ネコニチ新聞(用語:MBAA)
 有間家に届けられた朝刊。通信欄に有間都古を四日後に万全の態勢で迎えに行くことと宅配の牛乳を盗んだことが書かれており、これに怒った都古がグレートキャッツビレッジに攻撃をかける。


ネコノミックアニマル(用語:ネコアルク)
 全く働かないモノたちのこと。時にGCVの住民への比喩に使われる。


ネコ六変化+α(???)
 ネコアルクは六人いるという都市伝説。これも一つのタタリ……?
 さらにもう一つ、ネコアルクを上回る怪しげな存在がいるとの噂もある。カオス!


ネバーモア(魔術・能力)
 死徒二十七祖の16位、グランスルグ・ブラックモアの固有結界。魔術でもある。
 宙を覆う死羽の天幕、月も星も飲み込む絶対無明の死の世界。死徒にのみ強力な能力で、これを使った前16位の襲撃の際にはカーテンすら傷つけずに百を超える吸血鬼を皆殺しにした。


ネバーランド・オーバードライブ(固有結界)
 奈須きのこの固有結界。永遠に歳を取らずにゲームばかりやっている世界。たまに締め切りという悪魔がやってくる。


ネビル・シュート(用語:氷室の天地)
 衛宮士郎らが二年生の頃の文化祭の2年A組の出し物の一つ、最強偉人にラインナップされた。
 イギリスの軍人、航空エンジニア、小説家。第二次世界大戦では志願して従軍し、特殊兵器の開発に携わった。ビジュアルはパンジャンドラムに手足と顔が付いたもの。
 必殺技は『とある紳士の決戦兵器(パンジャンドラム)』。これは彼が開発に参加したといわれるロケット推進式陸上爆雷パンジャンドラムに由来している。


ネロ・カオス(人名/死徒・魔術師)
 Nrvnqsr(Nero) Chaos。
 2月13日生まれ。身長188cm。体重84kg。
 死徒二十七祖の10位。通り名は混沌。混沌の群。地球上のあらゆる動物を使い魔として作り出し、絶滅した種すら保存していることから獣博士とも呼ばれる。固有結界・『獣王の巣』と魔眼(金)を有す。魔眼の効果は魅了。魔術師が研究の果てに吸血種になったもの。
 人間だった頃の名はフォアブロ・ロワインといい、北の彷徨海出身の魔術師だった。千年単位の古い祖。ネロの魔眼は大したことがなく、ただの人間でも迷いを断っていれば真正面から見ても弾き返せる。義には義で応えるタイプ。映像作品では地球大紀行が好き。十字軍と遭遇したことがある。
 ミハイル・ロア・バルダムヨォンとは術理戦をしたことがある。ワラキアの夜の前の13位の祖とは交友があったが、実のところ800年前にトラフィム・オーテンロッゼの城に二十七祖のおよそ半数が集って同盟を確認した際に直接顔を見ただけの縁。魔術師あがりのため付き合いはよい。
 体内に六百六十六の獣の因子を渦巻かせており、その混沌の中には幻想種も含まれている。そんなことをすれば世界から修正がかかるが、体内を固有結界にして修正を逃れていた。固有結界も人体内部に形成されているので修正をすり抜けていた。体内に小規模ではあるが系統樹を再現しており、体内の混沌を動物として生み出すことから『動物好き』『獣博士』『教授』とイロモノ扱いされる。空識に至っている両儀式の肉体を飲むと混沌が崩れてしまう。
 もとが学者のため、戦闘時は自分ではほとんど動かず混沌の獣たちに任せている。また理解できない状況になると逆ギレする。能力が能力のためかあらゆることに無関心になりつつあった。放っておけば数百年後にはただの混沌と化していただろう。
 現在の意識は元となったフォアブロ・ロワインではなく、混沌の群生としての意識である。体内の獣の因子を体外に放出して使い魔として使役することができるが、体外に出るときにカタチが決定するのでネロ自身にも何のカタチをとるかはわからない。ネロの領域内ならば主人格たるネロが気付かなくとも、無数の命のうちのいずれかが発見・迎撃する。混沌をカタチにする方法を教えたのはミハイル・ロア・バルダムヨォンの十七代目の転生体。
 彼の使い魔はネロ自身であるため、たとえ殺されてもネロの体内に戻れば再び混沌の一つとして生き返ることができる。もっとも直死によって殺害された場合は無に還る。本体から離れた混沌は生命の素のようなもので、生物にくっつければ喪失した部位を修復・補完でき、強化される。魔術を学べばその混沌を使い魔として構成することも可能だという。
 混沌のほぼ半数を使って練り上げた『創世の土』でアルクェイド・ブリュンスタッドを拘束し、取り込もうとした。創世の土を破壊するのは大陸を丸ごと破壊するようなもので、衰えていないアルクェイドでさえ破壊は不可能。創世の土もロアとの共同研究によって完成した。
 六百六十六の命を持っているのとほぼ同義であるため、殺すには同時に六百六十六回殺さねばならず、混沌であるためにネロを殺すのは一つの世界を丸ごと殺すのと同義である。よって死の点も数多く存在し、アルクェイドが本気になっても殺しきることはできない。遠野志貴は一つ一つの命ではなくネロ・カオスという存在(世界、システム)を殺害することで消滅させた。またネロ死滅後も(放っておけば周囲と同化するが)混沌は残った。
 食事は吸血どころか人間を頭から爪先まで肉片も残さずに食う。しかも千年単位で非常に長く存在しているため食事量が極めて多く、十階建てのホテル内の人間を十分ほどで完食するほど。
 日本に対しては全く目的がなかったが、白翼公トラフィム・オーテンロッゼが提案した真祖狩りの実行者に抜擢され、アルクェイドを討つために彼女を追って日本に来た。
 遠野志貴に殺されたあとは『ネロ』という固有名は消え、タタリを得て真の混沌になり、この世の果てに秩序が第六に破れるときまで秩序の裏で待つという。
 オシリスの砂による三咲町の二度目のタタリではオシリスの砂に再現されながらも、『全てを食らえ』という命令に忠実に、オシリスの砂をも倒した。その後、シエルによって打倒される。
 アーネンエルベのジョージ店長とは知り合い。333の料理のアシスタントを持つ。AATMでは白レンを伴ってアーネンエルベに来店し、間桐桜から店長代理を引き継いだ。なおその際には残忍な部分を何者かにごっそりと奪われており、善良な半身となっていた。アシスタントが333なのはそのためだろう。料理をする際には材料を自分の中から出していた。その後、ネコ二十七キャットと出会った直後にシエルに誤殺された。



  


脳虫(用語:Fate)
 マキリ臓硯の魂の容れ物で、いわば本体。聖杯の破片から作った刻印虫であり、間桐桜の心臓に寄生している。本来はあのように小さくはなかったのだが、桜の心臓に寄生するからには心臓以下でなければならないという奇怪な嗜好から小さくなった。


ノウブルカラー(用語)
→特例


濃霧の怪物(用語/魔術:魔法使いの夜)
 →薔薇の猟犬


ノーツタヤ(用語)
 有限会社ノーツの社内DVD棚。B級映画のDVDが溜まっているという。


ノートン1世(用語:氷室の天地)
 英雄史大戦のカード。
 固有能力は何が起こるかわからないランダム効果の『皇帝勅令』。


ノーリッジ(人名:2015年の時計塔)
 フラウロスの秘書。当然ながらフラウロスの別人格であるレフ・ウヴァルとライノール・グシオンの秘書でもある。強かというかやや図々しい性格。日本語を読める。彼女のパイはレフが客に出すことを拒否し、ライノールが『地獄じみた』と表現し、自分で『天国のように甘い』と発言していることから極端に甘いものと思われる。
 ノーリッジ卿は養子を取る事が多く、そのため時計塔にはノーリッジ姓の者が多いため、おそらくノーリッジ卿の養子と思われる。


ノーリッジ(家名:事件簿)
 時計塔で有名な足長おじさんの一族。
 才能ある子弟を支援する足長おじさんとして知られる家系。大抵は学費を援助するだけだが、いっそ養子にしてしまう事もそれなりにある。時計塔にノーリッジ姓の者が多いのはこれが理由で、化野菱理とドクター・ハートレスはともにノーリッジ卿の養子である。積極的に援助するが、大抵は去る者を追わない。
 現代魔術科の設立を強力に推進し、最大の融資をしていたのがノーリッジであり、現代魔術科の二つ名がノーリッジであるのはこれに由来する。ドクター・ハートレスが現代魔術科の学部長に就任したのはこの繋がりがあるためと思われる。
 化野菱理は法政科に籍を置くに当たってノーリッジとの関係を解消している。


ノーリッジ学生寮(地名)
 魔術協会の学生寮。ノーリッジ一族と関係がある。受付嬢はオクタヴィア・レイランド。寮内での魔術行為や私闘は禁止。
 2003年に入居を検討していたルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトが最上階をフロアごと独占しようとした。
 hollow ataraxiaでは200X年八月八日に最上階の二十八部屋をすべて使用したいというルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトと、エーデルフェルト家が嫌悪する遠坂家出身の遠坂凛が大喧嘩して受付が崩壊、二人とも入寮どころか立ち入り禁止になった。


ノーリッジ卿(人名:事件簿)
 エルメロイ派に融資している人物。ライネス・エルメロイ・アーチゾルテをトランベリオ派の社交会に招待したことから、トランベリオ派の魔術師と思われる。またノーリッジというのは個人名ではなく、一族のことでもある。


野口英世(用語:氷室の天地)
 衛宮士郎らが二年生の頃の文化祭の2年A組の出し物の一つ、最強偉人にラインナップされた。
 日本の細菌学者。黄熱病や梅毒の研究で知られる。黄熱病の研究中にその黄熱病に罹患し、ガーナで死去。正五位勲二等旭日重光章。
 必殺技は『仮初めの治療』。これは後に彼の研究成果が否定されたことから来ていると思われる。


ノタリコン(用語)
 詳細不明。蒼崎青子がこれを基本とした魔術を用いる。
 以下は現実におけるノタリコンの概略。
 単語の頭や最後の文字を入れ替えたりアナグラム的効果を用いたりする『テムラー』、文字を数字の値に分解して特殊な効果を得る『ゲマトリア』と並ぶヘブライ式の暗号術『カバラ秘文』の一つ。意味は『速記』。
 単語の頭や後ろの文字のみを記述することで極限まで呪術的意味を込めた文章を短縮できる。例えば『AGLA』を普通に読むと『能力』、ノタリコン式に読むと『主よ、汝が業は永遠なり』となる。つまり、すべての暗号秘文には表の意味と裏の意味があり、そのためにあらゆる呪文詠唱式魔術では最速の詠唱手段とされ、カバラ系の魔導書はこれで書かれていることが多い。
 ただし、その特性ゆえに解読には多大な知識と天稟が必要。


ノノミヤ(人名:スターリット・マーマレード)
 加々美崎高校の教師。男性。桂木千鍵のことを『桂木千鳥の妹』というような呼び方をする。


呪い(魔術)
 地域や魔術系統によって在り方は様々だが、つまるところ不幸と災いを招く術式である。術者の死によって呪いの力を高める術式も一般的。




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